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脱欧

ここでは西洋思想からの脱却について考えていきます。西洋思想は広く私たちの社会に浸透しており、多くの人々が西洋思想に基づいて考え、行動しています。その結果、多くの人々がまさにその西洋思想によって苦しむことになります。脱欧では、苦しみの原因になるような西洋思想の課題を見つめ直し、修正して、苦しみからの脱却をめざします。

脱欧

近代において西洋思想は広く世界に浸透しています。産業革命以降の西洋における技術革新や産業の発達、経済の発展はめざましいものがあります。近代史を見るとともすれば西洋こそが世界の中心地だと思えてくるかもしれません。西洋思想はとても合理的、実利的であり、社会の発展に大きく寄与してきたといわれています。
一方で、「私たちは西洋思想に毒されている」などといった声も聞こえてきます。
西洋思想はいわゆる物質面に目を向けすぎであり、もっと精神的なところに目を向けるべきだというひとがいます。また、西洋文明により産業が発達し、技術が進歩する反面、自然が破壊され、身心の健康が損なわれているという意見もあります。
西洋思想は有益なのでしょうか? それとも、有害なのでしょうか?
現代社会の諸問題を見ていくと、いつまでも西洋思想をそのまま受け入れるのが正しいとは思えなくなってきます。今や私たちはむしろ西洋思想からの脱却を目指すべきではないでしょうか。もちろん、西洋思想を全く拒絶しようというわけではありません。西洋思想の長所とともに課題や問題点を見つめ直し、修正・変化すべき方向性を探っていくのです。

資本主義と共産主義

資本主義は私有財産や生産手段を持つ資本家たちが労働力を使って商品・サービスを生産して利益を追求していく社会体制です。また共産主義は財産・生産手段を資本家に私有させず、社会全体で共有して階級・差別のない平等社会を目指す主義です。資本主義は封建制度の崩壊とともに主流となった社会体制で、共産主義は資本主義下における資本家による労働の搾取と、貧富の格差、階級・差別の拡大に対する批判から生まれた思想です。

抑圧と暴力

抑圧とは無理に抑えつけることをいいます。暴力とは無法で破壊的な攻撃をいいます。抑圧と暴力は人々に好き勝手な発言や行動をおこさせないために、国家がしばしば用いる統治手段です。一方で、国家に反逆する革命家や反政府組織も抑圧や暴力を使います。社会で対立、反目が大きくなると抑圧と暴力が横行し、抑圧と暴力が横行すればするほど社会で生活する人々が苦しむことになります。

19世紀帝国主義のなごり

19世紀帝国主義とは主に軍事力により植民地を拡大し、他国を征服するなどの侵略・膨張政策をとる主義をいいます。20世紀のはじめにレーニンが資本主義の「独占段階」を帝国主義であるとし、その「独占」資本主義大国によって地球の全領土が占領・分割され、また再分割のため戦争による奪い合いが行われるとしました。現在でも帝国主義というと資本や生産の集中により市場を独占し、圧倒的な力で世界を支配しようとする考えを想起させます。

憎悪と扇動

憎悪とは何者かをにくみ、嫌うことをいいます。扇動とは他人をそそのかし、行動を起こすように駆り立てることをいいます。憎悪と扇動は、しばしば世の中を大きく動かしてきました。歴史における数々の政変や革命は、小さな憎悪と扇動に端を発したものが多くあります。憎悪と扇動によって民衆は突き動かされ、それが巨大な運動にまで発展していくのです。

冷たく暗い世界

近代において、西洋はまるで「冷たく暗い社会」を目指してきたかのように思われます。欲望と弱肉強食の資本主義社会、圧政と恐怖の共産主義社会、憎悪に満ちた民族主義とナチズム、そしてこれらによる扇動と報復の連鎖は、世界を冷たく暗い方向へと導いてきました。一見平和で治安の良い社会でも、人々は苦しみ抑圧され、社会は冷たく暗くなっていきます。

物質文明

物質文明は、物質こそ万能であると考える文明です。物質文明における豊かさの判断基準は社会的価値のある物質すなわち富であり、クルマや邸宅、不動産、利益を生む動産、そしてお金など多くの富を所有することが豊かであると考えられています。物質文明においては人々が豊かさを求め技術が進歩し、生活水準が高くなるといわれています。一方で、富の奪い合いや紛争が増え、社会的対立や精神的堕落が生じやすいとされています。

西洋医学

西洋医学は西洋における研究体系に基づく医学をいいます。西洋医学は解剖や実証実験により研究が進められ、産業の発達とともに発展を続けてきました。西洋医学は合理的であり、病気のある部位に直接働きかけて治療していく効果的な医学として広く認められています。現代の主流ともいえる西洋医学ですが、そこには問題もあります。

革命

西洋において革命とは、被支配階級が暴動などにより支配階級から政権を奪うこと、一斉蜂起により今までの権威や秩序が一気に覆り、政治体制が突然大きく変わることをいいます。従来の体制は崩壊し、国家社会の組織がひっくり返るのですから大変です。革命は多くの人々を巻き込み、場合によっては略奪や暴動、虐殺など多くの悲劇を伴う恐ろしい事件です。

ポピュリズム

ポピュリズムとは、一般大衆を代表し、彼らの支持のもと、彼らが望むような政策を取ることをいいます。エリートや特権階級を優遇せず、一般大衆の利益や権利を守るのがポピュリズムです。ポピュリズムは暴力革命のような手段は用いず、民主的な方法で支配階級をひきずりおろし、被支配階級であった一般大衆による支配の実現をめざす政治思想です。

独裁政治

独裁政治とは、全権を有する支配者によって行われる政治をいいます。支配者は一個人、または特権を有する少数者、あるいは単一の政党がなります。独裁政治では国民の意思とは無関係に、支配者の意思のみで政策が決定されます。独裁政治は極めて意思決定が速く、通常なかなか進まない物事が一気に片付いたりします。一方で、強大な権力による粛清や思想統制、恐怖政治が容易に行われることがあります。

グローバリズム

グローバリズムとは、地球規模で経済活動などを拡大してくため、国家や地域のさまざまな障壁を取り払って全世界をひとつの共同体として扱っていこうとする政治思想です。単なる国際商取引の活発化にとどまらず、社会制度や通貨、言語なども統一し、世界を一体化していこうとする考えも含まれます。グローバリズムは近年、自由主義経済の発達により急速に推し進められてきたといわれています。

監視社会

監視とは、気を付けて場所を見張ること、あるいは人を見守ることをいいます。監視をするのは通常、何か災害や問題が起きたときに素早く対応するため、あるいは犯罪などを未然に防止するためです。これまで監視といえば国家がするもので、監視対象物は貴重品や武器弾薬、化学薬品、食料、機密情報など盗難や攻撃の対象になりうるもの、そして監視対象者は犯罪歴のある者か、犯罪を犯す可能性が高いと国家が認める者に限定されると思われがちでした。

合理主義

合理主義とは理性・論理が一切を支配し、それらによってすべてが説明できると考える主義です。論理的、化学的な考えに基づく理性のみによって真理に到達しようとするので、理性論ともよばれます。合理主義は徹底して無駄を排していくので非常に効率的であり、また合理主義から見て理屈に合わない他の意見を受け入れないのて排他的であるといわれています。

戦争と経済

戦争は武力による国家間の争いをいいます。経済は世の中を治め人民を救うことです。戦争も経済も、国家を運営していくうえでの重要事項です。ほんの少しの思い違いや判断ミスで多くの人民が犠牲になり、場合によっては国家が滅びかねません。ですから、権力者たちはよくよく慎重になり、かつその場その場の世の中の変化に素早く的確に対応していかなくてはなりません。

ヘイトスピーチ

ヘイトは憎しみのこと、スピーチは演説のことです。ヘイトスピーチとは一般に、わが国に適法に居住する特定の外国出身者、特定の民族や国籍の人々を排除しようとする不当な差別的言動をいいます。ヘイトスピーチをする演説者は、攻撃対象である特定の外国出身者などを排斥するため、人々を扇動しようとしているのです。

民主政治

民主政治とは民主主義によって行われる政治をいいます。民主主義とはその国の国民のだれもが平等で、国民が政府代表を選ぶための投票権を有する政治システムをいいます。民主主義は人民の、人民による、人民のための政治であるといわれています。すなわち、民主主義で尊重されるのは、人民の意志です。現在世界の多くの国々で国民の選挙で選ばれた政府の代表者が政治権力を行使する間接民主主義が採用されています。

社会保障

社会保障とは、社会政策上、病気・障害・老齢・失業・出産・死亡などの生活上の不安や危険を社会保険制度などによって保障することをいいます。社会保障は戦争や失業などにより発生する貧困、障害などから人々の生活を守るために始まり、発展してきました。社会保障は、高所から落下した人を保護するセーフティーネットにしばしば例えられます。

対立構造

対立構造とは、二つあるいはそれ以上の考え方や原理、あるいはそれに基づく組織が構造的に敵対関係にあることをいいます。対立構造の根底には物質と精神、善と悪、白と黒など二元論的な考えがあります。対立構造が激化すると内紛や暴動、あるいは戦争にまで発展することがあります。対立構造は時として相手や自分自身に対する誤解から発生します。

自由市場

自由市場とは自由主義の思想に基づく市場です。自由主義とは、出来るだけ個人の自由な権利と自発的な活動を尊重し、国家などから統制されないようにしようとする主義です。人々の自由意志や自発性による取引が活発に行われるため、効率が良く最大の利益を生むといわれています。個々の人々が自己の利益の為に日々取引を行うのが自由市場です。

金権政治

金権政治とは、金銭の力で政治権力を握ることをいいます。富裕層が金銭の力を使って国家権力を握り、その富裕層に有利な政策を行い、さらに富を増やして権力を強化していきます。金権政治が進むと富裕層はますます豊かに、莫大な富を持つようになります。金権政治下では富裕層に有利な政策が多くなり、往々にして国民の多くが貧困層になって苦しむことになります。

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