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文化は民族のアイデンティティーである

文化は民族のアイデンティティーです。民族の本質はその文化であると言っても過言ではないかもしれません。民族を理解するとはその民族の文化を理解することです。文化を大切にする民族は心豊かです。一方、文化をないがしろにする民族はアイデンティティーを失い、民族としての誇りや心の豊かさを失っていきます。文化は民族と一体不可分です。自らの文化を大切にしない民族は滅んでいきます。

文化は民族のアイデンティティーである

文化とは主に人類がつくりあげた所産をいいます。文化には音楽や芸術、服飾、舞踏、商習慣、食生活、建築、文学、スポーツ、おもちゃやゲームなどのあそび、娯楽、信仰、そして教育や学問の進歩などが含まれます。物質文明の成果物も文化に含まれることもありますが、一般に私たちが文化と呼ぶときは、精神的な所産を中心に考えることが多いようです。
文化は発展します。人々が交流し、世の中が開けていくとともに、文化は様々な発展を遂げることになります。技術が進歩して社会が便利に、そして人々が豊かで自由な時間を持つようになれば、文化は発展しやすくなります。
文化は熟成し、多様化します。生まれたばかりのときは荒削りで味気ない文化も、熟成されることでこまやかで味わい深いものになっていきます。文化の熟成が進んでいくとともに、ディテールにこだわる人や、全体のバランスを大切にする人が増えてきます。
また、一つの文化からさまざまな文化が生まれます。文化は互いに影響しあい、混合と分裂を繰り返して新しい文化を生み出していきます。
文化の奥深さはそれぞれ異なります。浅く薄っぺらな文化もあれば、どこまでも奥深い文化もあります。誰でも気楽に参加できる文化もあれば、一見さんお断りの文化もあります。一見世俗的な文化に見せかけて、実はその奥深くに多くの人々が知らない秘密が隠されている文化もあります。文化には謎や不思議が多く隠されています。
文化は時として衰退します。食料危機や自然災害、あるいは疫病の流行などで文化が一気に衰退してしまうこともあります。人々が生きていくのに精いっぱいであれば、文化に目を向けている余裕はなくなってしいます。
文化が破壊されるときがあります。他国へ戦争を仕掛けた侵略者たちが殺戮、略奪や強姦を繰り返し、その地域の文化を無残に破壊してしまうことは、過去の歴史上何度もありました。凶暴な共産主義者たちが暴力革命を起こして、自国の文化を破壊してしまうこともありました。せっかくの人類の所産である文化が破壊されてしまうことは、人類の歴史にとって大きな不幸です。
文化は民族のアイデンティティーです。民族に味わい深い文化があってこそ、人は民族の一員として誇りや帰属意識を持つことが出来ます。国家にとっても文化は重要です。国民が国家に誇りを持ち、愛国心を高めるためにも、国家民族のアイデンティティーとしての文化を育んでいくことがとても重要です。文化は人々の心のよりどころなのですから。


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