世の中に出ている情報・データはそのまま信じず、よく注意してその発信者の意図を見ましょう。ニュース情報には、その情報の発信者が「手を加えた」データが多く含まれています。情報の発信者の多くは、政治を動かすとか、商品やサービスを売るなど、何らかの宣伝をするために、意図的にデータを捻じ曲げたり、小さなことをまるでとても大きなことのように煽って、不安をかきたてて人々を行動させようとしているのです。世の中は「煽り」と「心理操作」で満ちているのです。
世の中にあふれる情報・データをそのまま信じてしまうと、その情報の発信者たちの「煽り」と「心理操作」にまんまとはまってしまう危険があります。実際、世の中でおかしな行動をとっている人たちは、何者かの宣伝工作である「煽り」と「心理操作」にすっかりはまってしまった場合が多いです。
世の中は「煽り」と「心理操作」で満ちているのであって、その「煽り」や「心理操作」にやられてしまわないためには、自分自身を見失わないで冷静に、客観的に物事を観察するように常に気を付けなくてはなりません。
何らかの情報を見たときは、まずは、情報の発信者が何者なのかをチェックしましょう。誰が発信した情報かわからないような情報は信用しないようにしましょう。
その情報を見たとたんに不安になり、いてもたってもいられなくなったときは、その情報には「煽り」と「心理操作」が強く含まれている可能性が高いです。人の感情を刺激して行動を促す心理学はとても進んでいます。人が行動を起こせば商品が売れたり、選挙で勝利したりできるから、他人の行動を促す心理学はお金になりやすいのです。ですから、そのような心理学研究には予算が付きやすく、進歩もしやすいものです。
ですから、あなたが「煽り」と「心理操作」が強く含まれている情報を見て恐怖を感じ、不安でいてもたってもいられなくなって、つい行動を起こしてしまったとしても致し方ないことです。プロの専門家たちが徹底的に研究した心理学を駆使してあなたを動かそうとしてきたのですから、それに動かされないで冷静でいることの方が難しいでしょう。
たとえ一時的には「煽り」や「心理操作」にやられてしまったとしても、冷静に戻る方法はあります。それは、観察力を養うこと、情報の発信者の本質を調べること、そして自分自身を疑うことです。
観察力を養いましょう。データや論理をよく観察して、冷静に分析しましょう。データが意図的に捻じ曲げられたり、結論ありきの飛躍した論理を押し付けられていないか、注意しましょう。
情報の発信者の本質を調べましょう。情報発信者はどのような考えを持った人間なのか、その本質を理解したうえで情報の意図を見抜きましょう。
自分自身を疑いましょう。「煽り」や「心理操作」によって何らかの偏見や先入観を植え付けられていないか、自分の考えや行動がおかしくなってないかを見つめなおしましょう。
世の中の「煽り」と「心理操作」にやられてしまわないためにも、自分自身の客観的で冷静な思考と分析力、そして適切な行動をとる判断力を守る術を身につけましょう。