「新しい情報」を入手したときは、常にその情報の正確性、信頼性を検証し、同時に別の情報が意図的に隠されていないかを考察する習慣を持ちましょう。「新しい情報」をそのまま受け入れてしまうのは危険です。情報は正確でない場合、信頼できない場合が多々あります。また、出てきた情報そのものは正しくても、付随する重要な情報が意図的に隠されていることがあります。誤った結論に誘導するために、意図的に歪んだ情報を発信する人もいるので警戒が必要です。
世の中には人々の不安を煽って商売している人がいます。不安を煽るためにわざわざ情報を意図的に歪ませて、自分たちの利益になるような考えに人々を誘導しようとするのです。
彼らはもちろん、「俺たちは金儲けをしたい」、とか「私はウソをついています」などとは決して言いません。
むしろ逆に、自分たちこそが正義であり、悪を暴いているんだとばかりに、正義感たっぷりの口調で情報発信しています。
そうして、正義の味方のフリをした人が意図的に歪んだ情報を日々流し続けています。
私たちは、日々大量の情報を受け取っています。それらの情報の中には、そのような意図的に歪んだ情報が少なからず含まれていることを意識しなくてはなりません。
私たちは知らず知らずのうちに、そのような意図的に歪んだ情報を受け入れてしまっているかもしれません。
「新しい情報」入手時は検証する習慣を持ちましょう。
誰かの情報を全面的に信頼してしまうのも危険です。いつも信頼できる情報を発信してくれる人からであっても、「新しい情報」を入手したときはそれを検証する習慣を持ちましょう。
信頼できるかどうかわからない人の情報、あるいは誰が発信したのかわからない情報であればなおさら検証が必要です。
スグに検証できなかったときは、一旦その情報を留保しましょう。未検証の情報を信頼したり、ウソだと決めつけたりするのは良くありません。その情報をそのまま他人に伝えるのもリスクがあります。
情報通信が活発な昨今では、かえって情報が歪みやすくなっています。私たちは日々歪んだ情報を受け取っています。気になる情報はスグ他人に伝えてしまう前に、一旦検証する習慣を持ちましょう。