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太陽光や風力等の自然エネルギー発電は利権と汚職の温床になりやすいです。「自然エネルギー発電は環境にやさしい」といったイメージを利用して国からの補助金などを多く引き出そうとしています。またCO2排出量の削減目標達成のためにたとえ高コストでも導入せざるを得ない状況が作り出され、利権が生まれやすくなっています。実際、太陽光や風力発電を特定の業者に発注するため、政治家が便宜を図っているという報道も増えてきています。
発電は巨大な事業です。大規模な発電設備をつくり、設置して稼働させることで大きなお金が動きます。
発電にかかるコストを抑えることはきわめて重要です。コストを中心に考えれば、原子力発電や火力発電が優先され、太陽光や風力等の自然エネルギー発電は敬遠されやすいといわれていました。
ところが昨今では、「自然エネルギー発電は環境にやさしい」といったイメージを利用してこれらの発電を普及させようとする動きがあります。
またCO2排出量の削減目標など、国際的な合意目標を達成するには、たとえ高コストでも国として自然エネルギー発電の導入を増やさなくてはならない状況になっています。
しかし、このような状況につけこんで不正に金もうけしようとする人たちも出てきています。政治家への賄賂などで非効率で高コストな発電設備が導入されれば、電気代が高騰するおそれがあります。効率的とはいえない発電設備の導入によって、結局は消費者にしわ寄せが行くことになります。
自然エネルギー発電の導入を拡大していくことは、今後も必要なことかもしれません。しかしながら、それが利権と汚職の温床になり、消費者が不当に高い電気代を払わされることになるのは良いとは言えません。
自然エネルギー発電の導入にあたって、利権構造や汚職が蔓延しないよう、私たちは監視を強めるとともに、より低コストな発電が実現できるよう企業努力を促していく必要があるでしょう。