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エネルギーは枯渇しない

地球はエネルギーが豊富です。地中には大量のエネルギー資源が眠っており、また太陽からはふんだんな量のエネルギーを休みなく受け取り続けています。地球においては、エネルギーが枯渇するなどということは、到底考えなくても良いことのように思えます。ところが、近いうちにエネルギーが枯渇する、そして今すぐ行動しないと私たちの文明は行き詰ってしまうと騒ぎ立てる人たちがいます。一体なぜでしょうか。彼らの目的な何でしょうか。

エネルギーは枯渇しない

エネルギーが枯渇してしまう、エネルギーが無くなってしまうといった話はかなり昔からありました。エネルギー問題はたびたび雑誌や新聞などで取り上げられ、煽られてきたので、世間でも騒がれることが少なくありませんでした。場合によっては消費者がパニック行動を起こしたり、エネルギー問題に悩んでノイローゼになる人が出てくることもありました。
なぜ、エネルギー問題はたびたび騒がれてきたのでしょうか。エネルギー問題を煽り立てて、人々を不安に陥れようとする人たちの目的な何でしょうか。
一部の人たちが商売のために煽っている、という説があります。実際、人は不安になるといてもたってもいられなくなります。人々を行動に突き動かすのは、不安と恐怖です。不安や恐怖で煽ることで、人々を行動に駆り立てようとするのは、ビジネスの一つの方法として考えられなくもありません。でも、商売人はお客様を喜ばせるのが仕事なのですから、お客さんたちを不安で煽り立てるというやり方はあまり良いこととは思えません。
うわさ話や騒ぎが好きな人が騒いでいる、という説もあります。ちょっとしたうわさ話を聞いたとき、尾ひれを付けて他人に話す人がいます。うわさがうわさを呼んで広まっていくうちに、だんだん大げさな話になっていくのです。単なるうわさ話が人々を恐怖に陥れ、パニックによるとんでもない集団行動が発生することがあります。デマ情報はセンセーショナルなほど広まりやすいといわれています。不安になるような情報を聞いた場合でも、他人に広める前にちょっと立ち止まって冷静に考えて見る必要があるでしょう。
もしかしたら、人々に節約意識を持たせるために、あえて「エネルギーがなくなってしまうかもしれない」という噂を誰かが流しているのかもしれません。エネルギーは豊富にあると思えば、みんな平気でムダ遣いするようになります。でも、「エネルギーが無くなるかもしれない」とみんなが危機意識を持てば、人々は節約するでしょうし、研究者・技術者は省エネ技術の開発に力を入れるでしょうし、企業や国家もより効率的なシステムづくりを考えることでしょう。人々に危機意識を持たせることは社会をより良くするために決して悪いことではありません。
ただ現実を見る限り、地球上にエネルギーは豊富にあり、スグに枯渇するというものではなさそうです。むしろ私たちは地球上にある豊富なエネルギーをうまく有効に使えていない、というのが実際のところではないでしょうか。


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